受け口症状
  • 性別:男性
  • 治療開始:7歳
  • 装置:クリッピーC
  • 装着期間:1年3ヶ月

初めての受診は2001年で、上下の前歯の前後が逆になっている(受け口)ことのご相談でした。7才の時点で、歯だけでなく骨格を起因とする受け口であることが判明しており(写真でも小児なのに下あごがかなり出ているのが分かります)、このまま放っておくとどこまで下あごだけが伸びてしまうか分からない状態でした。

受け口 治療経過

1. 永久歯萌出

上の前歯2本の永久歯が出てきたところです。下の前歯4本も永久歯ですが、完全に前後が逆になっています。さらに、下の歯が上の歯の裏に当たるのが正常な噛み合わせなのですが、逆になっており下の歯の成長を止めるものがないので下の歯がどんどん伸びてしまっています。

2. 13才、全てが永久歯に

全てが永久歯に変わるまでの時期は「子どもの第1期治療」と呼び、ブラケットは使わずに他の装置で歯ぐきを拡大させたりしてブラケット治療を行うための準備を行います。
彼の場合はこの第1期治療中に受け口自体はほぼ改善しましたが、まだやはり骨格性の問題は残り、上中心から2番目の右の歯はまた下の歯よりも内側から生えてきています。

3. 装置装着

クリッピーCを上下に装着しました。
最初の症状からは大がかりな手術を必要とする外科矯正の可能性も含めて保護者の方に説明していましたが、あとはブラケットだけで良い結果が出せそうです。

4. 3から12ヶ月後

歯のデコボコも綺麗に改善し、治療完了です。受け口は小さい頃に発見されることが多く「治ることもあるから永久歯に生え替わるまで様子を見ましょう」と言われることも多いのですが、実際は放っておいて自然に治る可能性は低いと感じています。
当院では2007年から幼児の受け口に「ムーシールド」という治療法を取り入れていますので、現在同じ症状の患者さんがいらしたらまた治療法が異なると思います。 いずれにせよ、反対咬合は絶対に放っておいてはいけない不正咬合です。小さい頃からの経過観察がとても重要です。

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